にきびと肌荒れ

皮膚の生まれ変わり、肌の新陳代謝とは、表皮にある基底層の
皮膚細胞が細胞分裂をして、新しい基底細胞が作られます。

その基底細胞が有棘層・顆粒層・角質層の順番に上に上にと上がっていき、
最後にはアカとなってはがれていくことを言います。
新陳代謝はターンオーバーとも言われ、毎日、私たちの肌は繰り返しているのです。

理想は約２８日周期で肌細胞がすべて入れ替わることだと言われています。
しかし新陳代謝は、何もしなくても理想の状態が保たれるわけではありません。

まず、加齢で衰えてきます。お肌の曲がり角というのは、
新陳代謝が衰えてくることです。
加齢は生活習慣により、にきびや肌荒れになる要因が多いか少ないか、
活性酸素が多いか少ないか、有害物質の蓄積量、血行の良い悪いなどに
影響されますから個人差があります。
にきびや肌荒れが多い人は加齢が進んでいるかもしれません。

新陳代謝が遅れると、メラニン色素が肌の内部に残ってしまい、
にきびや肌荒れが増え、角質が厚くなったりします。

ピーリングというスキンケアがありますが、これは厚くなり過ぎた
角質層を剥がして、下にある肌細胞を刺激して、肌の新陳代謝を
活発にさせる意味合いがあります。

皮膚細胞がうまく作られないと、肌の役目を果たすことができずに、
にきびや肌荒れなど肌トラブルの原因となります。

肌の新陳代謝にはミネラルやビタミン、アミノ酸が必須です。
これらが不足すると正常な新陳代謝が行われずにきびや肌荒れの原因になります。
食事が肌にとって大切なのは肌細胞の材料となり、新陳代謝を行うためなのです。
血行が悪いと、せっかく摂取した栄養素が、肌細胞にまで届けられずに、
新陳代謝が悪いままになってしまいますから、
血行や体の冷えもにきびや肌荒れに影響します。

にきび・肌荒れ肌荒れ対策方法のなかの１つに、お家で簡単にできる「パック」がありますよね。

パックには様々ありますが、はがすタイプはお肌を痛めやすく、
洗い流すタイプは洗い流すのがちょっと面倒など、
それぞれ欠点があったりします。

一番簡単手軽で効果的なパックの方法は、シートタイプの
張ってはがすだけのや、コットンに化粧水を含ませたもので
パックする、ローションパックではないかと思います。

市販されているシートパックは、一般的は、袋の中に個別に
入っているものだと思いますが、少し袋を揉んで開封すると、
美容液を全体に行きわたりますよ。

普段、自分が使っている化粧水をコットンに含ませてパックする
コットンパックを行う場合は、ボトルのキャップを使いましょう。
キャップにコットンを入れてしまって、そこに化粧水を注ぎます。
圧縮して入っていたコットンは、化粧水を含むと膨らんできます。

小さくてはがしやすいコットンは、パックにしても扱いやすいですよね。
シートやコットンをお肌に張ったら、約３分放置します。
手で触ってみて、水分が少なくなってきたら終わりです。
お肌から取ってみて、まだ化粧水が残っているようであれば、
首や腕などもパッティングしてしまいましょう。

シートパックやローションパックは、保湿効果の高いパックです
また、肌荒れ取れて、にきびにも効果がありますよ。
１週間に１～２回程度行うと効果的です。
是非習慣化するようにしてくださいね。

人間の健康な肌は角質層におよそ３０％の水分が含まれていますので、
水分量が３０％を下回った状態が「乾燥肌」とされます。
特に冬などは外気が乾燥しますので、湿度が３０％以下になってしまうと
肌も角質層から水分が蒸発しやすく、乾燥肌の状態になって
肌荒れなどのトラブルを起こしてしまいます。

しかし人間の肌は、従来から水分を守るため保湿成分がありますので、
保湿成分が働けば、肌荒れしないはずなのです。

それではなぜ肌荒れになってしまうかと言うと、歳とともに
保湿成分を生成する力が低下してしまうのが大きな原因のひとつです。

また、誤解しやすいのが、皮脂＝油分と水分の違いです。
乾燥肌は、肌の水分量が少なくなることで、
油分が少ない肌が肌荒れなのだということはありません。
油分が多い少ないと言うことは関係がありません。

特に男性には、肌が脂っぽいくせにカサカサ乾燥するという
「オイリードライ」と呼ばれている症状の人は多いのではないでしょうか。
これは皮脂は多いけれど水分量が少なくなってしま状態のことです。
オイリードライ肌は、にきびや肌荒れをおこしやすい
症状だと言われています。
洗顔でしっかり皮脂を洗い落とし、その後保湿成分を十分肌に与えることが大切です。

保湿で肌荒れ対策をするには、ヒアルロン酸やセラミドを含んでいて、
油分が少ない化粧品を使用するのがベストです。
肌には皮脂も水分も必要ですので、
バランス良くケアしていくことが肌荒れには有効なことです。

日増しに、寒さが厳しくなってきました。
かぜをひきやすくなったり、にきびや肌荒れが起こりやすくなります。
そこで、これからの季節に欠かせないのが、心身の疲れの解消や
にきびや肌荒れに最適な入浴剤です。

入浴剤の成分と皮膚の表面のたんぱく質が結びつき膜をつくり、
体の熱の放散を防ぐので湯冷めしにくくなります。
しかもスキンケア入浴剤は、保湿成分が入浴中に皮膚に吸着浸透し、
肌をしっとりスベスベにし、にきびや肌荒れを改善します。

にきびも肌荒れも、皮膚の乾燥により起こる症状です。
正常な皮膚には、セラミドという脂質が角質層の水分を保っています。
セラミドが充実した皮膚は外部の刺激や侵入物から体を守っています。

しかし乾燥し荒れた肌は、細菌が繁殖しやすい状態になります。
スキンケア保湿成分が配合された入浴剤を、お風呂に使用することにより、
肌に水分が吸収され、乾燥していた細胞は膨れ上がり、
正常な形に戻り、肌がしっとりスベスベになります。

40℃以下のぬるいお湯に、ゆっくり長くつかると良いでしょう。
ぬるいお湯は、副交感神経を刺激するので、
心身を鎮静リラックスさせる作用があります。

筋肉疲労やそれに伴う血液循環悪化による肩こりも、
身体が温まることによって血行が良くなり、改善されていきます。
その際にストレッチを行うと、より効果的です。

熱い湯に入ると、皮膚を乾燥させ肌の老化を早めることにもなります。
また、あまり石鹸でこすらないこと、長時間入って肌をふやけさせないこと、
入浴後の保湿剤の補充を十分に行うことも大切です。

「ベンジルパー」という成分がにきびや肌荒れの治療に
使われているそうです。

海外向けの商品に「ベンジルパー・オキシド」というものがあるらしく、
日本のスキンケア製品には、配合が認められていない成分が
主成分のようなのですが、皮脂を抑えて肌を乾燥させる効果と、
抗菌作用を持つ、脂性肌にできた思春期のにきびや肌荒れを
治すための成分が含まれているようです。

昔話題になったクレアラシルにも、このベンジルパーが入っているようですね。
一方、日本のニキビ薬はイオウなどが主成分で、効き目は米国製の方が高いのです。
入手したいと思った方は、アメリカに旅行に行く友人に頼むか
インターネットなどで入手しましょう。

ただし、炎症後の後が残りやすいという噂もあるので注意が必要です。
十分検討してから購入・使用しましょう。

乾燥肌の人は、この成分で皮脂を抑えておいて、保湿効果の高い
化粧水などで十分に保湿するようにしよう。

米国製のにきび・肌荒れ向けスキンケア製品に含まれている成分だが、
日本のスキンケア製品には配合が認められていない。
皮脂を抑えて肌を乾燥させる効果と、抗菌作用を持つ。
脂性肌にできた思春期のにきびや肌荒れを治すのにお薦めの成分。